· 

12/8(木)第8回ONLINEサロン「ヒビノクラシの自立生活支援 制度で支え制度の外で遊ぶ」

知的障害のある人の自立生活について考える会 ONLINEサロンのお誘い

「知的障害のある人の自立生活について考える会」(以下「考える会」)では、知的障害のある人の自立生活支援に取り組む支援者、家族等が繋がりをもち、経験や知恵を蓄積し、アイデアや課題を共有していける「場」を作っていきたいと考えています。今後の会の運営は試行錯誤しながら、進めていくこととなると思いますが、当面、偶数月にONLINEサロンを定期開催していく予定です。

 

▼12/8(木)第8回ONLINEサロン「ヒビノクラシの自立生活支援 制度で支え制度の外で遊ぶ」

日時|2022年12月8日(木)18:30-21:00

方式|ZOOMミーティング

参加費|無料

定員|先着80名

申込み方法|申し込みフォームより申し込み下さい(前日までにお願いします)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfHmTSXXSWNaWD3Cpt2xHPlZ0sGl3fgDxh8iTZJN0KRu1QdBw/viewform?pli=1

 

 

▼話題提供|児玉雄大さん、市川彩さん

さまざまな経験を経て、2016年から知的障害者の自立生活に関わりはじめ、2021年に重度訪問介護事業所「自立生活支援ヒビノクラシ舎」を設立した児玉さん。そこに今年から合流した市川さん。お二人にそこでの活動で気づいたこと、これから始めようとしていることを話してもらいます。児玉さんは当初、重度訪問介護制度を利用した自立生活支援に、「自分らしい暮らし」の実現の可能性を大いに感じていたそうです。ですが、性自認に困難さを抱えた知的障害のある人、服役中の触法障害者、精神疾患により生活保護を受けながら働くヘルパー、被虐待経験のトラウマから繰り返し人間関係を破綻させてしまうヘルパーなど、様々な人たちとの出会いにより、現行制度の限界を思い知ったそうです。そこで、同じ問題意識を持つ市川さんと一緒に、制度にとらわれない自由な活動の場「ヒビノクラシ富士見台カフェ」をつくったとのこと。障害福祉制度がすくいとることのできないさまざまなアイデンティティを尊重し、誰もがケアしケアされることで、安心して自分らしくいられる、そんな場を目指しているそうです。

児玉さんには支援の実例を交えながら、現行制度の可能性と限界について感じたことを話してもらいます。市川さんにはヤングケアラー期を含む長年の介助/介護と、コミュニティで自分たちのケアを重ねた経験から、自立生活の支援者として働くことの困難さと可能性について、また、始まったばかりの「ヒビノクラシ 富士見台カフェ」についても話をしてもらう予定です。

 

市川彩(いちかわあや)

東京生まれ。難病・知的・身体障害のあるきょうだいの就学運動や自立生活を目指す家族の中でヤングケアラーとして育ち、2000年頃から地域で暮らす身体障害のある方の介助を始める。京都へ移住し、共同育児的取り組み「保護者団」等様々な活動をしながらCIL系事業所で介助を続ける。約20年住んだ京都を離れて東京に戻り、ようやく介護を仕事として生きていくことを決める。現在は自立生活支援ヒビノクラシ舎で知的障害のある人の地域での暮らしの支援に携わり、「ヒビノクラシ 富士見台カフェ」の開設に参加。共著に「ベーシックインカムとジェンダー 生きづらさからの解放に向けて」(現代書館)等。

 

児玉雄大(こだまたけひろ)

2016年から自立生活支援に関わり始める。2021年5月「自立生活支援ヒビノクラシ舎」を開設。2022年10月にはフリースペース「ヒビノクラシ富士見台カフェ」の開設に参加。ミュージシャンOTOとの共著に『つながった世界  僕のじゃがたら物語』、三井さよとの共編著に『支援のてまえで たこの木クラブと多摩の40年』等。

 

▼プログラム

18:30-18:35  趣旨説明

18:35-19:25 話題提供

19:25-19:35 質疑応答

 

19:35-19:45 休憩

 

19:45-20:30 ブレイクアウト

20:30-20:50 ブレイクアウトルームからの質問と応答

 

20:50-20:55 まとめ

 

▼問い合わせ先

「知的障害のある人の自立生活について考える会」中村和利

mail|kaz@fuu-rai.org 電話|070(5572)7004